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ガイド · サーバー

小規模ビジネス向けの VPS

最初の本格的なサーバーは、ある事業者にとっては良い判断であり、別の事業者にとっては目立たない負債になります。ここでは、請求の全体像、サイズの決め方、他の誰かに任せる価値のある作業、そして購入しないという率直な選択肢をご説明します。

仮想サーバーに分割されたホストマシンのイラスト(1台を強調表示)お客様の割り当て · rootKVM ホスト

小規模ビジネスが実際に必要とするもの

ほとんどの小規模ビジネスがオンラインで必要とするものは四つで、サーバーはそのうちの一つにすぎません。自分のものであるドメイン、表示されるウェブサイト、届くメール、そして問題が起きたときにデータを取り戻す手段です。それ以外は好みの問題です。

仮想サーバーは、それらのうち二つ目を提供する方法としては優れています。三つ目を提供する方法としては不向きで、四つ目は意図的に設定した場合にのみ提供できます。この区別を押さえておけば、このガイドの残りはほぼ計算だけです。

ホスティングの三つの方法

共用ホスティング

最も安く、最も制約が多い形です。サイトは、他の人のサイトでいっぱいのマシンのディレクトリに置かれます。あまり変更しない紹介サイトには十分です。使えるソフトウェアのバージョンはホストが提供するもの、性能は隣人が残してくれた分だけです。

セルフマネージドの VPS

自分専用のマシン、自分だけの root パスワード、好きなソフトウェア、そしてパッチ適用とバックアップを維持する全責任。得られるものに対して安価ですが、本物の仕事でもあります。小さくても決してゼロにはならず、忙しいときでも止まってくれません。

マネージドホスティング

マシンの運用は他の誰かが担い、サイトが稼働していることに責任を持ちます。当社のプランは月額 $29.00 からで、サーバー込み、ウェブサイト 1 件、最初の返信は営業時間内 4 時間以内。ハードウェア単位で見れば割高ですが、その作業を担いたい人が社内にいない事業者にとっては、正しい答えです。

バックアップを両側に加えた完全な比較は、マネージドとセルフマネージドの比較ページにあります。

見出しの金額ではなく、請求の全体

ホスティングは一つの数字で宣伝されますが、実際には三つか四つの費用を支払います。当社のおすすめプランで本番サイトを 1 つ運用する小規模ビジネスの場合、正直な合計は次のようになります。

  • サーバー:VPS-4。4 vCPU、8 GB RAM、80 GB SSD、転送量 3 TB で、月額 $25.90、初期費用はありません。
  • 毎晩のバックアップ:月額 $5.18(プラン料金の 20%)。任意ですが、任意のものとして扱うべきではありません。
  • ドメイン:.com の初年度は $13.99、以降は年 $13.99 で、WHOIS プライバシーは別売りではなく料金に含まれています。
  • メール:メールだけを専門に扱う事業者から購入する、独立したホステッドメールボックスサービス。理由は下記をご覧ください。
  • 税:当社が掲載するすべての価格に税は含まれていません。適用される税は、お客様の所在地と、事業者の税務番号をご提供いただくかどうかで変わるため、チェックアウト時に計算されます。

サーバーとバックアップで月額 $31.08、ドメインを含めた最初の 1 年間で $386.95 です。サーバー 12 か月分を前払いすると 10% 引きになり、$310.80 の代わりに $279.72 です。ただし、前払いの期間は気が変わっても返金されないため、当社がおすすめする標準は引き続き月払いです。

どのくらいの大きさのサーバーか

VPS-4 から始めてください。一般的な Web スタックが、頼れる 2 つ目のコアを持てる最小のサイズであり、そのため当社の標準のおすすめになっています。小さいプランからの「サイトが遅い」というチケットの多くが、同じアドバイスで終わるのもこのためです。

  • VPS-2($14.90):前段にページキャッシュを置いた、アクセス数の少ないサイト 1 つ向けです。足りますが、余裕はありません。
  • VPS-4($25.90):データベースを同居させた本番サイト向けです。ほとんどの事業にとって適切な出発点です。
  • VPS-8($37.90):ログインユーザーがいる場合、カート付きのショップ、または 1 台に複数の小規模サイトを載せる場合に向いています。

後からサイズを変更するにはサポートへの依頼が必要です。ディスクは縮小できないため、小さいサイズに変更するには、たいてい新しいサーバーが必要になります。そのため、大きすぎるサイズから始めるほうが高くつく失敗です。サイズ選びのガイドで、その考え方を詳しく説明しています。

サーバーに置かないほうがよいもの

なかでもメール

自前のメールサーバーは運用しないでください。到達率の確保は、評判、認証レコード、ブロックリスト、そして長年にわたる送信履歴の蓄積が絡む、専任の仕事です。請求書が迷惑メールフォルダに入って失われる損失は、避けようとしたメールボックスサービスの料金より高くつきます。ホステッドメールボックスを購入し、MX レコードをそちらに向けてください。サーバーはウェブサイトを担い、メールは他の誰かに任せます。

カード情報

決済事業者を利用し、カード情報は先方に任せてください。カード番号を自前で保存すると、小規模ビジネスの売上とはまったく釣り合わないほどのコンプライアンス上の義務を負うことになります。

あらゆるものの唯一のコピー

同じマシン上のバックアップはバックアップではありません。単一障害点のコピーがもう一つあるだけです。当社の毎晩のバックアップは、提供しているプランではホストの外に保管されます。何を選ぶにしても、少なくとも 1 つのコピーは、サーバーから到達できない場所に置いてください。

押さえるべき六つのこと

  1. アップデート。セキュリティ更新は、実際に守れるスケジュールで適用してください。セルフマネージドのサーバーでは、誰も思い出させてくれません。
  2. パスワードではなく SSH キー。パスワード認証は完全に無効にします。この一つの変更で、そうしなければ最初の 1 時間からログに現れる自動化された攻撃の大半がなくなります。
  3. デフォルトで拒否するファイアウォール。必要なポートだけを開け、それ以外は開けません。データベースにインターネットから到達できる必要はありません。
  4. 復元したことのあるバックアップ。バックアップを有効にしたら、使い捨てのサーバーに一度復元し、正しく動くことを確認します。誰もテストしていないバックアップは、噂にすぎません。
  5. 自動更新される HTTPS。無料の証明書はすでに解決済みの問題です。自動更新を設定したら、更新されたものと思い込まず、60 日後に実際に更新されたことを確認してください。
  6. コンソールの場所を把握しておく。SSH を壊してしまった場合でも、ブラウザのコンソールからマシンに到達できます。必要になってからではなく、必要になる前に場所を確認しておいてください。

他の五つより価値のある習慣

確信が持てない変更を行う前に、大切なものをサーバーの外にコピーしてください。「うまくいくといいが」が「元に戻せる」に変わります。

VPS を購入すべきでない場合

不向きなものをお売りするより、安いほうをお売りしたいと考えていますので、ここでは反対の立場から述べます。事業の中に運用を担いたい人がいないなら、セルフマネージドのサーバーは買わないでください。大きな仕事ではありませんが、繰り返し発生する仕事であり、事業が忙しくなると後回しになる類の作業です。そして、まさにそのときに、パッチの当たっていないサーバーが高くつくのです。

マネージドプランが正しい選択である兆候は、誰もリリースノートを読まない、バックアップの復元をこれまで一度もしたことがない、サイトが止まっても顧客から聞いて初めて気づく、設定した担当者が退職した、というものです。このような場合、月額 $29.00 は贅沢ではありません。ひどい週末を 1 回過ごすより安く済みます。

最初の 1 か月を無事に過ごすために

  1. ドメインを登録するか移管します。構築している間は、DNS を古いサイトに向けたままにしておきます。
  2. お客様に最も近いリージョンに VPS-4 をデプロイします。リージョンは 74 あり、価格はデプロイ前にリージョンごとに表示されます。Linux イメージを選び、1 時間かけて SSH キー、ファイアウォール、アップデートを設定してください。
  3. サイトを構築または移行し、期待どおりに動作するまで、サーバーの IP アドレスで稼働させます。
  4. バックアップを有効にしたら、一時的なサーバーに復元し、復元が機能することを確かめます。その後、一時的なサーバーは削除してください。時間単位の料金はわずかです。
  5. 1 日前に DNS の TTL を下げておき、切り替えを行い、1 時間ログを見守ります。その後、TTL を元に戻します。
  6. アップデートのために毎月 30 分、復元テストのために四半期に一度、予定をカレンダーに入れておきます。継続的な作業はこれがすべてで、これを実行することが、セルフマネージドを安く済ませる条件です。